企業やPR動画や商品紹介動画を作ろうとする人(担当者)が知っておいたほうがいいだろう事項に「動画の長さ」がある。一般に良しとされる動画の長さを知ってないと、苦労して動画を作った割には報われない結果になってしまいます。
企業PR動画や商品紹介動画の適切な長さは?
60秒~90秒
60秒~90秒あたりりがYoutubeにおける広告動画の適切な長さとされている。海外のExplainer-video(企業PR動画・商品紹介動画)をチェックしても、そのほとんどが60秒~90秒に収まっている。2分を超える動画は、離脱率が急激に落ちるというデータもあるので、例外的な事情がない限り、2分を超える長さの動画を作るのは避けたほうがよい。
長くなればなるほど動画の離脱率は高くなる。したがって短い時間で伝えたいことが伝えられるのであれば、短いに越したことはない。そのぶん予算も低くなる。
とはいえ30秒以内で必要な情報を盛り込むのは難しい場合が多く、短くまとめても40秒~60秒程度はとられるのが普通だ。目的は動画を最後まで見てもらうことではなく、伝えたいことが伝わり、視聴者に行動してもらう点にある。
ただし2分超えの動画の離脱率の高さは無視できない。
それゆえ、私がおすすめするのは、まず60秒以内でまとめられないか考えてみて、尺が足りなさそうなら90秒(まで)でプロットを練る方法だ。
60秒(以内)の動画であれば、平均して47秒(77%)視聴されるというデータがある。60秒のうち47秒間も見られるというのスゴイ、けっこうスゴイ。60秒の動画を作って、47秒に到達する前に最も伝えたい部分を取り込んでしまえば、せっかくコストをかけて動画を作ったのに、肝心な部分が伝わらなかったという惨事は避けられるのだ。
ちなみに60秒の時点で77%だった視聴維持率は、2分に到達した時点で57%にまで落ち込む。つまり2分の動画を作っても、平均して1分(69秒)程度しか見られず、51秒分の内容はお蔵入りとなるのだ。ちょっと悲しいですよね。
参照記事:Breadnbeyond、 Switch Video